「片づけ作戦会議 ー行動と環境調整サポートー」を受けてくだったお客様から、うれしいご感想をいただきましたのでご紹介いたします。
目次
在宅ワーク中、チャイムが鳴るたびに落ち着かない
ご縁があって保護犬さんをお家に迎えたお客様。
もともとおとなしく過ごしていたコですが、来客やチャイムの音に反応して吠えることが増え、在宅ワーク中も気が抜けない状態になっていたそうです。

「仕事に集中したい」という思いはもちろん、それ以上に、犬自身が毎回ドキドキしてしまっているのではないか と心配されていました。
犬の吠えは、「しつけができていないから」と片づけられがちです。
でも実際には、音への敏感さ、不安の強さ、これまでの経験、そのときの環境など、いくつもの要素が重なって起きていることが少なくありません。
なので、行動診療を行っている獣医師として、犬の行動だけを見るのではなく、その子がどう感じているか、そして飼い主さんが毎日の暮らしの中で無理なく続けられることをセットで考えるようにしています。
「サークルはかわいそう」ではなく、「安心できる場所」へ
具体的には、たとえばこんな工夫を一緒に整理しました。
- サークルの中で落ち着いて過ごせたらごほうびをあげる
- チャイム対応の前に、短時間で準備できる気晴らしを用意する
- お仕事の合間でも続けやすいよう、凍らせたコングなどを活用する
なかでも安心して過ごせる場所としてサークルの活用をご提案したところ、それまでサークルに入れることについて抱かれていた「かわいそう」というイメージが変わったようでした。

実際に、こんなお声をいただきました。
犬も飼い主もチャイムの音に気を張らなくてもいい生活をしたいと考えていました。
サークルで落ち着いていたらご褒美をあげるなど、続けやすい方法を提案してもらえて助かりました!
満足度は、5点満点とのことでした。
「これならやれそう」と思える形で受け取っていただけたことが、私もとてもうれしかったです。
行動診療?トレーニング?片づけ?何が違うの?
犬や猫の問題行動に悩んでいても、どこに相談すればいいのかわからなかったというお声も聞きます。
これは、とても自然な疑問だと思います。
役割をざっくり分けると、こんなイメージです。
- トレーナーさん:犬に伝わりやすい教え方や練習方法のプロ
- 行動診療を行う獣医師:不安の強さや痛み、病気、ホルモンの影響など、医学的な背景を確認するプロ
私自身は、獣医師として犬の行動の背景に体調や不安が関係していないかを見ながら、ライフオーガナイザーとして飼い主さんが実際に回せる環境づくりを考える 立場で関わっています。
つまり、行動だけをどうにかしようとするのではなく、犬と人の暮らし全体を見て、必要な支援を整理する役割です。
まず整えたいのは、「がんばらなくても暮らしが回る土台」
犬の困った行動に悩むと、つい
「私の育て方が悪かったのかな」
と、自分を責めてしまう方が少なくありません。
でも実際には、飼い主さんの暮らしがうまく回っていない状態では、その犬に必要な環境を整えるのが頑張りだけで解決するのは難しいことも多いです。
だからこそ、最初に整えたいのは飼い主さんが頑張りすぎずに回る暮らし。
「大丈夫、ここなら落ち着ける」と犬も人も思える暮らしへ。
その土台づくりを、一緒に考えていけたらと思っています。
どこに相談すればいいかわからない方へ
犬の行動のこと、しつけのこと、環境のこと。
いろいろ調べるほど、「結局どこに相談すればいいの?」と迷ってしまうことがあります。
そんなときこそ、まずは一度、今の状況を整理してみませんか。
犬の行動のこと、環境のこと、しつけのこと。
どこから整理したらいいかわからないときは、ひとりで抱え込まずにご相談ください。
今の暮らしに合った方法を、一緒に作戦会議しながら整えていきます。
「これって相談していいことかな?」という段階でも大丈夫です。
ひとりで抱え込まず、お気軽にご相談くださいね。
※犬の吠えには、不安や警戒だけでなく、身体の不調や痛み、感覚の敏感さなどが関係している場合もあります。
状況によっては、トレーニングや環境調整だけでなく、動物病院での確認が必要になることもあります。

獣医師・ライフオーガナイザー®。犬猫と人が安心して暮らせる住まいを整える専門家。獣医師としての行動学の知見を活かし、暮らしと空間の「しくみづくり」をサポートしています。江南市を拠点に、訪問・オンラインで対応中。
公式サイト:ハナサカライフ
