先日、私の住む江南市にて、生涯学習講座を担当させていただきました。
タイトルは「日々の暮らしを楽にする片づけ講座」。3回シリーズです。
こちらの講座、募集開始から短期間で定員を大幅に上回る方にご応募いただくという事態に。
それだけ片づけや日々の暮らしに関心の高い方が多いのでしょう。
開始時刻前には、穏やかながらも活気ある空気に包まれていました。
初回として、
「片づけが苦手だと感じる理由」
「片づけを始める前に“考え”を整理することの大切さ」
を中心にお話しました。

「片づけって苦手だなあ」と思う背景
講座の冒頭では、「片づけたいけれど、なかなか進まない」「何から始めればいいのかわからない」という参加者の声に寄り添いながら、
「苦手」と感じることには理由がある、という視点を共有しました。
片づける、という行為に関わるのは、物の取捨選択や空間の使い方だけでなく、思考や感情、行動のくせなど幅広い分野にわたります。
それをわたしたちの脳は把握し、計画して「片づけ」という方法を実行しているんです。
そりゃ一筋縄ではいかないですよね。
だからこそ、自分を責めるのではなく、自分に合ったやり方を見つけていくことが大切であることをお伝えしました。
ストレスフリーなしくみを作れば暮らしは楽になる
また、片づけといっても目指すゴールは人それぞれ。
どこに何があるか、家族が把握できる。取り出しやすく戻しやすい。
そんなストレスフリーなしくみができれば、確実に暮らしは楽になります。
片づけ=捨てることではなく、暮らしをうまく回すためのしくみ作り。
そのために思考や行動のくせを知ることが大切です。
自分や家族がどんなことを大切にしているのか、どんなことが得意なのかに目を向けることに驚かれた方も。
家族の関係を深める手段としても片づけに取り組んでいただけたらと思っています。
参加者の声
講座後のアンケートに寄せられた声をご紹介します。(掲載許可いただいています)
- 「人によってやり方が違うと聞いて納得した」
- 「“自分に合う方法でいいんだ”と思えた」
- 「話し方がやさしくて安心して聞けた」
中には、「家中にちょこちょこ置いてしまっていて、全体が見えなくなっている」というリアルなお悩みもあり、次回の内容に活かしていきたいと考えています。

片づけは、頑張るためのものではなく、これからをよりよく生きるための道具のひとつ。
次回もご参加のみなさんが、「自分らしく片づけて、自分らしく暮らす」ヒントを見つけられるよう、お手伝いしていきますよ~!