犬や猫を迎えたい、そう思った瞬間から、
「安全に過ごせる家に整えてあげたい」
という気持ちは自然に生まれますよね。
でも、そう思って片づけを始めようとしても思うように進まず焦ってしまう方は、決して少なくありません。
これはあなたのやる気や能力の問題だけではなく、脳の働きが大きく関わっています。
目次
犬猫を迎える準備が止まってしまう本当の理由とは?
片づけには次のような脳の働きが大きく関わります。
- 優先順位をつける
- 意思決定をする
- 作業を続ける
- ものや空間を把握する
これらは、私たちが普段意識していなくても働いていますが、中にはさまざまな原因で働きが低下してしまうこともあります。
すると
・計画が立てられない
・迷って動けない
・とりあえず全部出して混乱する
・物の判断ができない
など、片づけがスムーズに進まなくなります。
片づけが進まない日は「脳のエネルギー不足」かも
片づけがスムーズにいかない背景には、体調や生活リズムも深く関わっています。
たとえば、
- 睡眠不足
- 栄養の偏り
- 疲労の蓄積
- 運動不足
こうした状態が続くと、脳の判断力・集中力がガクッと落ちるため、普段できていることすらうまくいかなくなります。
眠く疲れたときに勉強や仕事をしようとしても身が入らない、という経験がある方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、まずは睡眠・食事・散歩などで体調を整えるだけでも、頭とからだがクリアになることもあります。
広い場所より小さな一歩が片づけ成功のカギ
脳の負担が大きいときは、広い範囲の片づけに取り組むほど混乱しやすくなります。
そんな時は、まずは小さな範囲から始めることが有効。
- 一つの引き出し
- 今日使うグッズだけ
- バッグの中
- ごはんセットだけ
- トイレ周りだけ
こうした小さな範囲であれば、判断するものも少なく済み、できた!という成功体験が積みやすくなります。
その嬉しさが次の片づけへと進む原動力にもなります。
「片づけができない背景」を理解できるからこそできるサポート
私は獣医師・ライフオーガナイザーとしての知識に加えて、日本ライフオーガナイザー協会専科資格のCLOプログラムで慢性的に片づけられない背景を学び続けています。

- なぜ片づけが止まるのか
- その背景には何があるのか
- どんな声かけが前に進む力になるのか
- 無理なくできるステップはどれか
こうした理解があるからこそ、「とにかく片づけましょう」ではなく、その方が行動できる道筋を一緒に作るサポートができます。
犬猫と安心して暮らすための準備は、あなた一人で抱えなくて大丈夫です。
片づけが進まないときには必ず理由があります。
その背景を一緒に見つけて、あなたの暮らしと犬猫の安心が両立する環境を整えるお手伝いをします。
迷ったときはぜひご相談くださいね。

獣医師・ライフオーガナイザー®。
犬猫と人が安心して暮らせる住まいを整える専門家。
獣医師としての行動学の知見を活かし、暮らしと空間の「しくみづくり」をサポートしています。
江南市を拠点に、訪問・オンラインで対応中。
公式サイト:ハナサカライフ
