理想の暮らしを思い描くと、そこに至る片づけの道筋がはっきりします。
理想の暮らしといえば、みなさんはどういったものが思い浮かびますか？
ラクな動線で生活がスムーズにまわり、ゆっくりコーヒーをのむ時間がある。
家族がそれぞれ自分の身の回りのことを自立してこなし、自分もやりたい仕事に打ち込める。
お気に入りのものだけに囲まれた空間で、自分の家がいちばん好き。
このような理想をお持ちの方が多いですよね。
わたしも「家族が身辺自立して家事を協力しあえる暮らし」を理想としていました。
そしてインテリアにもこだわり、そこかしこにグリーンが映える部屋とか！
（巷にあふれる典型的なやつですね。ひねりがないのが自分らしくないと今なら思います）
ところがこうして片づけのプロになり、我が家を見渡してみたら・・・
LaQしかグリーンがないじゃないか。
この風景、描いていた理想のイメージどおりかと言えば、そうではないです。
しかしいまのわたしには、これでいいのです。
こどもたちが元気にのびのび遊ぶ姿を見るのが、いまわたしが大切にしたいことだから。
誰もが理想と掲げるような、憧れの暮らしをゴールにするのはもちろん素敵なことだし、片づけの大きなモチベーションになります。
ただ理想の暮らしって、それひとつが正解というわけではありません。
人や家族の状況によって大切にしたいことは大なり小なり様々で、「これがいまのわたしにとって大切！」ということがわかっていれば、SNSや雑誌の素敵な暮らしを目にして焦ることがなくなっていきます。
でもこれ、なかなか自分ではっきり認識するのが難しいことも。
わたしも実は最近ようやくわかってきたところです。ようやく。
それには自分の想いや考えを言語化したり、人に聞いてもらうことが必要でした。
（ちなみにオーガナイザーは片づけ作業前のヒアリングにより、その人それぞれの「コレが大切」を引き出します）
いまの我が家、決して映えません。
しかしオーガナイズを重ねることで「今大切にしたいことが大切にできている、だからこれでいい」と思えるようになりました。
もし理想の暮らしから遠い生活をしているなあと感じているなら、身近で大切に感じていることを探してみるのもお勧めです。
自分だけではよくわからない場合は、ぜひお話くださいね。