ショートケーキで例えるならイチゴだけ最後に食べる派か先に食べる派か

ご褒美あれこれ

片づけは思ったより体力も気力も使うので、高い壁を感じる場合があります。
それをひょいっと飛び越えるために効果的なのは、自分へのご褒美。

何も毎回誕生日やクリスマス級のプレゼントでなくてもいいのです。
コレがあるとちょっと嬉しい、というモノやコト。
おいしいチョコやおせんべい(好き)を食べる、友だちとランチする、こどもと遊ぶなど。
「片づけ面倒だけど、コレやったらご褒美が待ってるからがんばろう♪」と気持ちを奮い立たせることができればしめたもの。
何をご褒美にするか、考えるのも楽しいですよね。

「コレやるといいことがある」が通用しない

ご褒美と言うと一般的には何かタスクをやり遂げることができた後にくるものと捉えられていますが、「後」だとご褒美として通用しないケースもあります。
それを実感するのが、こどもを相手にするとき。  
「おしたくしてから遊ぶよ」とかけた声がむなしく空をさまようこと、よくありませんか?
「片づけたらおやつ食べようね」というと、おもちゃほったらかして我先におやつを奪いにくるのはウチだけ?


時間感覚が身についていなかったり、ものごとの優先度が判別しづらければ、後にイイことが待っていることを実感できずに、目先の楽しさを優先させてしまいます。
この場合「ご褒美は後」を伝えるのは至難の業。
そして同時に「ご褒美を先」にするとうまくいくこともあるのです。


午前中は好きに過ごして午後から冬休みの宿題をすると気持ちがのってくる長女

ご褒美が先でも罪悪感はいらない


おそらくこどものころから「ご褒美は後」と教わることが多かったため、概念として身についていることだと思いますが、時間の範囲内におさまるならご褒美を先に設定するのは支障がありません。
むしろ先にご褒美でテンションをあげて、その勢いでタスクをこなせるのがメリットではないでしょうか。


これはこどもに限らず応用できます。
実際わたしも長い冬休み、こどもを公園に連れていく前に「かーちゃん時間」を確保しています。
(さっきこどもと遊ぶのをご褒美のたとえとして出していたことは置いておいて)
短時間でも好きな本を読んだりPC作業をして自分を満たしてからだと、心なしかこどもにやさしくなれるとか、ならないとか。


糸の切れた凧のような1歳児と、糸が切れて引っかかっている凧の図


時間とタスク、ご褒美の内容と人によってご褒美を先にするか後にするか。
タイミングはどちらでも、勢いがついて楽しくできる方でやってみてくださいね。