わが家には現在老齢のスコティッシュフォールド1頭がいっしょに暮らしています。
名前は「あんこ」。
ひょんなことからミックス猫の「たろさ」とともにわたしが引き取ることになったのです。
たろさは数年前に虹の橋を渡りましたが、あんこは健康面で特に大きな問題もありません。
といっても推定18歳。高齢の部類に入ってきました。
人と同じく猫も加齢に伴うからだや認知機能の変化は起こってくるもの。
ゆるやかな変化に対応し、生活の質を維持してあげるとともにいっしょに過ごす時間がしあわせなものであってほしい。
とか言いながら、これまでかれらが過ごしてきた環境はこちら。
このケージで一日の大半を過ごしています。
もともとケージ暮らしが長かったためか、ここが彼の安全基地となっているらしいです。
トイレと寝床、食事も隣接しています・・・。
猫にとってはストレスフル!
引っ越しをしたりこどもが生まれたり、さまざまな経緯があってこの暮らしになったわけですが、とても快適とは言えない環境。
今からでも遅くない、あんこと我が家に適した部屋にしてあげよう!!
というわけで、我が家でのシニア猫との暮らし最適化作戦について、今回からシリーズでお伝えしていきます。
まずは写真を撮って現状把握
毎日見慣れた光景には、どんなストレスがひそんでいるのか気づきにくいことがあります。
写真を通すと俯瞰しやすくなるので、片づけの現場では対象箇所の写真撮影をします。
写真からわかることを書き出します。
- トイレと寝床が隣接
- トイレと水・フードが隣接
- トイレが小さい
- 人トイレの側なので排泄物の処理はラク
- リビング扉の側で家族の出入りが多い
こうしてみるとトイレにかなり問題がありそうですね。
また、現時点のあんこの状況についても書き出してみます。
- 高齢のスコティッシュ、一般状態良好
- 成猫時から高所へ昇ることはほぼなし
- 毎日短時間リビング、廊下など1階を探索したらケージに戻る
- 不適切な排泄なし(以前はあった)
- 壁に爪をとぐことあり
以前暮らしていたアパートでは、ファブリックや本などに排泄されることがしばしばありました。
引っ越してこどもが生まれると、こども用品にも排泄されたこともありました。
それもあってケージにトイレを設置したのでした。
現在はおさまっています。
わたしたち家族とあんことの関わりに関しては次のとおりです。
- わたしと11歳長女が食事やトイレの管理
- 7歳長男と3歳次男がたまにちょっかいをかけるとケージに逃げ込む
- 気が向いたときに家族にすりよってくる
こうしてみると現段階で深刻な問題は起きていないようにみえます。
ただ、トイレや寝床など基本的な欲求を満たす環境が快適と言いがたい・・・。
これらを我が家の状況に応じてオーガナイズしていきます。
次回は環境を整えるために見直したことについてお伝えします。