我が家のシニア猫(あんこ)に詫びながらオーガナイズシリーズ、第四段です。
この「詫びながら」は、吉幾三さんの「酒よ」のメロディを脳内再生しながらお届けしております。
その③でも写真にちらりと写っていたコレは何かというと・・・
こちらです。
一見蚊取りリキッドのように見えますが全く違います。
「フェリウェイ」という猫フェイシャルフェロモンの拡散器です。
これを使うと猫が過ごす環境に安心感をもたらしてくれる、というもの。
問題行動にお困りのときや、多頭飼育の際のストレス緩和の手段のひとつとして、動物病院で案内されることがあるかもしれません。
わが家の猫が暮らす状況は、というと・・・
あんこが過ごすのは我が家で最も騒々しいリビング。
小2男子と年少男子が所せましと駆け回り、あちこちで叫び声があがり、おもちゃが散乱しています。
一般的に猫にとってはヘヴィな状況ですね。
そんな中で10年過ごしたあんこ、なんとか適応しているようには見えます。
それでも今さらではありますが、安心できる要素を増やしてあげたいなと思い、自宅リビングに導入してみました。
猫フェイシャルフェロモンとは?どうやって使うの?
フェロモンは猫同士や環境に対して情報を伝える化学物質で、その中でもフェリウェイの主成分であるフェイシャルフェロモンは猫に「ここは安心な環境ですよ~」と伝えるものです。
化学物質といってもニオイや刺激がなく、人や他の動物には影響がありません。
スプレータイプとリキッドタイプがあり、今回はリビング全体で使用したかったので拡散できるリキッドタイプを選びました。
使い方は簡単。
リキッド状の本体を専用の拡散器にはめこみ、コンセントに挿します。
以上。
(コンセントのガス穴をガムテープでふさいでいるのはご愛敬)
これで猫に「ここは安心できる場所だよ~」と伝えることができるフェイシャルフェロモンが部屋に拡散されます。
フェリウェイを使った感触は?
コンセントに挿してしばらくすると、あんこは拡散器に寄ってきました。
ちょっと興味があるそぶりを見せたのもつかの間、しばらくするとまた寝床に戻っていきました。
特にテンションがあがるわけではありませんでした。
現在使用して1か月ほど経過。
- 長男や次男がそばにいても落ち着いて過ごしている
- 食事以外の時もわたしに寄ってくることが増えた
という様子が見られるようになりました。
フェリウェイを使うのと同時にこどもたちに食事のお世話をしてもらったり、遊びなどの関わりを増やしているので、フェリウェイの効果だけとはないかもしれません。
逆に、フェリウェイを使用しているのでこどもたちと安心して関わることができているのかもしれません。
リビングのど真ん中、長女お手製の寝床で寝てるところ。
これまではケージの中が彼の定位置だったので、こんな光景はちょっと珍しいのです。
さすがに男子たちが遊びだしたらのそのそ移動しますが。
直接的な効果が見えるわけではありませんが、「このおうちは安心して過ごせるところだよ」と猫に通じる形=フェリウェイを使って伝えることは、猫と人との心地よい暮らしを整える手段のひとつとして取り入れやすいと感じました。
*フェリウェイの使用をご希望される方は、かかりつけの動物病院にご相談してみることをお勧めします。