片づけ作業って?イメージがわかない!
わたしたちライフオーガナイザーはコンサルティング型片づけのプロとして、お客様の思考の整理から始め空間や情報、時間の片づけにより、暮らしを最適化するサポートを行っています。
お客様の代わりに片づける家事代行や、収納法を教えるだけのサービスではありません。
「片づけサービス」というと、まだまだそれらのイメージが強いのか、ライフオーガナイザーと片づけるのが具体的に知られていないことが多い印象を受けます。
折しも年末年始。
家で過ごす時間が増え、暮らしのモヤモヤが目につきやすい時期。
わが家を見渡せばモヤッとした場所があそこにもここにも…。
そこで今回は、わたし自身クライアントとオーガナイザーの一人二役を演じます。
片づけたい方がライフオーガナイザーに作業を依頼・どんな流れで何をするのか・どう変わるのか
をテーマに、わたしの自宅の作業風景をもとに実録形式でシリーズものとしてお伝えしていきます。
長くなりますが、ライフオーガナイザーとの作業にご興味のある方の参考になれば幸いです。
登場人物
HKさん:今回の片づけ作業クライアント。3人子育て中。片づけは「やれて当たり前」タイプ。
鼻ちゃん:ライフオーガナイザー。片づけない家族とのすったもんだ経験あり。
片づけ作業依頼~訪問ヒアリング日程調整
ある日、鼻ちゃんのもとに片づけ作業の申し込みがありました。
さっそく事前ヒアリングシートを送付し、作業箇所の写真といっしょに提出していただくようお願いします。
玄関入ってすぐ横の和室です。
事前ヒアリングシートの内容と写真を確認し、まずは訪問ヒアリングの日程を調整。
3人目のお子さんが保育園に行っている平日の午前中で訪問することにしました。
ヒアリングで現状把握、片づけの目標設定
約束の日時にHKさんのお宅を訪問した鼻ちゃんは、ご挨拶の後リビングに通されました。
まずはヒアリング。
HKさんが今回片づけたい場所を確認し、次のようなことを差し支えない範囲でお聞きしていきます。
- 暮らしにおいて大切にしたい価値観
- この場所が片づいたら、どんなことをして過ごしたいのか
- 現状どんなことに困っているのか
- 家族構成
- 時間の使い方
(ここに挙げたのはほんの一例です。実際はこれに付随してさまざまなことをじっくりお伺いします)
今回のHKさんのお話を要約すると以下の通りです。
- 玄関横の和室にモノが置かれがち(夫の自転車も!)
- 家族は和室で過ごすことが多いが自分は少なく、目が行き届きにくい
- 家族は片づけに興味がない
- こどもが自分の持ち物を管理できるようにしたい
- 普段まとまって片づける時間がとりづらい
最初緊張した面持ちだったHKさんは、鼻ちゃんも3人子育て真っ最中であることに共感したようです。
家族の協力が得づらく、家事全般をほぼ一人でこなしていることや、自分の時間がとりづらいといった悩みを少しずつ打ち明けてくれました。
鼻ちゃんも同じ悩みを経験してきたので、首がもげそうにうなづいています。
その上で鼻ちゃんがHKさんと設定した片づけの目標は次の通り。
こども部屋とストック収納スペースの機能を和室に持たせ、家族の自立を支援する部屋に!
この目標のために部屋全体をどのように使うか、何をどうやって収納するか、また作業の進め方などを記載した提案書を作成して、近日送ることをお伝えしました。
ここでテーブルを離れ、対象の和室に移動。
部屋全体や現在の収納などを計測し、関連個所の写真を撮影してから、鼻ちゃんはHKさんのお宅を辞去しました。
ここまでで3時間です。
次に続きます。