取り外してラクになる、前に考えてほしいこと

じわじわ効く、動作の少なさ


瓶や箱の蓋など、頻繁に使うものは開け閉めの動作で時間を消費するので、安全面や衛生面で特に心配がなければ蓋を外して収納することがあります。
我が家でいえばスプレー缶やつまようじケースのふたなど。
外して使ってみると、使う時はもちろん使い終わって片づけるときがラクさを強く感じます。


それと同様に開け閉めの動作を伴うのが、扉。
「収納家具の扉を開けて目的のものを取り出し、もとに戻して扉を閉める」
言葉にしてみればこれだけのことですが、これを1日に何回もやることを考えると動作の数はかなりのものですよね。
そしてこれも蓋同様、もとに戻すときに動作が多いととたんに億劫になります。
閉めたほうがスッキリするとわかっていても、わたしも家族もついつい開け放してしまうことが多かった玄関の靴箱と押し入れの扉は、数年前に取り外しました。


’21年の靴箱。靴とカブトムシの共存


とはいえ、外した扉はまた使うかもしれないしさすがに手放すには忍びない、とクローゼットの隅にひっそり保管していました。

夫のクローゼットの片隅に


壊れたときこそチャンス



それに加えて最近、キッチンのシンク下引き出しレールが故障。
引き出しとして機能しなくなってしまいました。
修理するには何万とかかってしまうため、むしろこれはチャンス!と引き出しを取り払うことに。

工務店さんには不評だったけれども



キッチンのシンク下をオープン収納にしてみてわかったメリットは3つあります。

①モノを取り出すのも戻すのもラク
②丸見えなので、キレイに保とうという気になれる
③引き出しが重たかったので、こどももラクに出し入れできる


そしてデメリットは2つ。

①汚れやすい、濡れやすい
②特に奥のモノを出し入れするとき、腰をかがめる必要がある


最も心配していたのは1歳児にとって魅力的じゃないか、ということでしたが、意外とあまり気にせずウロウロしています。
掃除や奥のモノの出し入れの手間を考えてもメリットのほうがわたしには大きく感じられたので、このまま引き出しとおさらばすることにしました。

大きさ比

これを機に、保管していた扉たちも、ともに粗大ごみで回収してもらうことにしました。かなーりスッキリ!!

何を優先させるかでより適した選択を


今回は我が家における、「取り外したら動作が減りラクになったケース」をご紹介しました。
ただ、安全面や衛生面、見た目など何を優先させたいかは人それぞれ。
我が家でも全ての扉や蓋を外すことはしていません。場面により選択しています。
それぞれのご家庭でも、動作の少なさとほかの要因で優先順位を考えて選んでみてくださいね。