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大掃除はしないけど大オーガナイズ大会(読みにくい!)
前回の続きです。
昨年から我が家では大掃除をやめました。
なぜなら月イチでハウスクリーニングをお願いしているため大がかりな掃除を手放すことができたのと、キレイさの基準をゆるめつつも週イチの頻度で、汚れを大きくためない掃除をしているから。
それで年末年始に時間を確保し、逆に普段なかなか手をつけることができずモヤモヤしていた場所を片づけることを決意していました。
さらにこどもたちは義実家に入り浸り、まさに時は来たれり!!
というわけで、引き続きクライアントとオーガナイザーの一人二役を演じ、実際の自宅オーガナイズ作業の様子を実況していきます。
登場人物
HKさん:クライアント。片づけようよ!と家族に呼び掛けると離れていかれる。
鼻ちゃん:オーガナイザー。片づけようよ!と家族に呼び掛けると離れていかれる。
H夫氏:HKさんのパートナー。片づけようよ!とHKさんに呼び掛けられるのが苦手。
提案書確認
ヒアリングから数日後、HKさんのもとに鼻ちゃんからのオーガナイズ提案書が送られてきました。
一部ご紹介します。
HKさんの場合、繰り返しモノの取捨選択をしてきているので、家族の行動に応じた配置変えが作業のメインになりそうです。
「何をどこにどう収納すればいいのかわからない」というお悩みも、ライフオーガナイザーに頼っていい内容なんですね。
提案書にはほかにも
- HKさんの価値観
- 現状の課題分析
- 今回の片づけゴール
- HKさんとご家族の得意なやり方
- 実際の作業の流れ
といったことが記載されていました。
確認した上でHKさんは鼻ちゃんに連絡をとり、作業日程も決まりました。
この時点で気持ちがちょっとラクになったHKさん。
ここぞとばかりにおいしいものを食べて、前夜はゆっくり休んで体調バッチリ!
いざ作業日突入です。
いざ、オーガナイザーといっしょに片づけ作業!
「おはようございます!」と約束の時間に鼻ちゃんがピンポンを鳴らしました。
前日からこどもたちが義実家に泊まりに行き、H夫氏も迎えがてらゆっくりしてくる、とのことです。
鼻ちゃんが作業準備をしていると、何やらHKさんがため息をついてました。
「和室に置きっぱなしのロードバイク、どうしたいの?って聞いてるのに夫が答えてくれないんです~」とHKさん。
でもこれはH夫氏の所有物。H夫氏が変化する準備ができていないのに意思決定を強いるのはお互いの負担になります。
あくまでも今回の作業のゴールである「和室にこども部屋とストック収納スペースの機能を持たせる」を念頭に作業しましょう、と鼻ちゃんが説明するとHKさんは気を取り直したようでした。
本を分ける
片づけは、分けることから始めます。
今回分ける対象となるのはHKさんの本たち。
床に敷いた分類シートに、HKさんが秒で分けることができるキーワードを記して、本たちを全てその分類に沿って分けていきます。
こうして分けたうえで、HKさんが今後どんなことを学んでいきたいかを基準にこれからも読むか、もう読まないか判断しました。
HKさんは判断に慣れている様子で、鼻ちゃんが声をかけなくてもサクサクと分け、ものの3分で分類終了。
手放すと判断した本は、まとめて地域のこども食堂に寄付することに。
押し入れに一時置きスペースを作る
次に押し入れに取り掛かります。
これまでも中段を一時的に増えるモノ置きとして使っていました。
そこに長々と鎮座し続けているのは、手放す洋服たち。
これは衣類回収を実施している店舗にもっていこうと思いつつ、なかなか行く機会がなくため込んでしまったもの。
ここも同じく全部出して分けながら、
「どうしましょね。店舗にもっていくとポイントがもらえたり気分がいいと思いますが、行く機会がなくてここをずっと占拠してるなら資源ごみ回収の日に出すのもアリですよ」
と鼻ちゃんが問いかけます。
「いやー、ただ資源回収に出すより企業が生まれ変わらせてくれる取り組みがわかるほうが気分よく手放せるんですよ。冬休み期間中にこどもと買い物行くつもりなんで、車に積んでおきます!」とHKさんは即車に積み込み、一歩進めることができました。
そこで床に置かれっぱなしだった買いものかごを空いたスペースに。
押入れに野菜?でもHKさんルールでは問題なしらしいです。
学用品スペースとこども本を分ける
小1の長男くんは一刻も早く遊びたいタイプなので、ランドセルを床に放り出すことが常でした。
せめてカゴに入れるのはどうか?とHKさんが提案すると「わかったッ!!」と入れるのですが、付随してありとあらゆるジャンルのものも入るので、くちゃくちゃの紙がランドセルのクッションとなっていました。
そのカゴが入口すぐの床を占拠。それを避けながら出入りするのが常。
「でも学校ではランドセルをロッカーに入れてるんですよね。棚に入れるのもできるかな?」とHKさん。
そこで和室入ってすぐ左手、玄関からも近い場所に学用品スペースを新たに設置。
もともとこどもの本などを収めた三段のユニットシェルフワイドを置いていましたが、ここにリビングで使っていた二段のユニットシェルフを持ってきました。
ついでに床置きしていたキーボードもテレビ台に載せます。
HKさんはもともとピアノを習っていたので、こどもにも音楽に触れてほしい想いがあるようです。
空いた三段のシェルフはテレビ台の横に移動。
提案書の内容とは少し異なりますが、これまで二段のシェルフに収めていたHKさんの本や推しグッズに加えて、こどもたちの非常持ち出しリュックを収めました。
こうすることで反対側の壁がスッキリ。座椅子や壁にもたれて座るこどもたちが広々と過ごせますね。
リビングにも片づけ波及
空いた二段のユニットシェルフはリビングに移動。テレビを載せます。
和室に置いてあったこども本たちもここに移動。吸入器もセットで置きます。
毎日吸入しながら絵本を読む次男くんが楽しめるスペースになりました。
「できた~!」HKさんと鼻ちゃんが拍手!
今一度作業箇所と内容をHKさんと確認しあい、不用品の処分をスケジューリングしながら後片づけをして本日の作業終了です。
作業所感や後日のフォローについてはまた続きます。