タスク書き出しをカスタマイズ

見える化に見える壁

日々の予定管理をラクにするためにはさまざまな方法がありますよね。
手帳に書き出す、スマホで管理する、カレンダーで共有する、などなど。


タスクややりたいことなど、頭に浮かぶものを文字にして見える化する。
それによりどれだけの量があるのか、どのくらい時間がかかるのか把握できます。
また、どのように実現させるか戦略もたてやすくなります。


仕事や家事、こどもの予定など、マルチな場面でタスクがあればなおさら効率よく管理することが必要になってくるので、アナログにせよデジタルにせよ書き出すのは有効な方法です。


わかっちゃいる。
わかっちゃいるんだけど。


そんなことを言いながら、わたしは長らく「タスク?頭の中にすべてありますが何か?」派でした。
それには理由があります。

・努力しなくても覚えていられた
・書き出す時間を確保するのが難しい
・字が汚くて萎える

ライフオーガナイザーになってクライアントさんのタスク管理のサポートとその効果を学び、重要性を感じるものの自分にはかえって難しいなあと思っていました。


ところが、ここのところ役目を負う場面が増え、タスクも指数関数的に増大。
なんとかこなしていたものの、こどもの学校行事をすっ飛ばしてしまったり、こどもの病院の予約をすっ飛ばしてしまったり、身の回りに影響がでるようになってきました。だいたいこどもがとばっちりを受けること多し。
それに加え、ADHDスペシャリスト試験(先日終わりました。結果が出るまでが遠足)のための勉強時間をなんとか捻出したい。
ようやく腹をくくってタスクの書き出しに挑戦した次第です。



見えるために何が必要か



タスクを手帳に書き出すことは、これまでにも何回か挑戦したことはありました。そしてその都度撃沈。
なぜ撃沈してきたかを考えると、

①目の前のタスクをこなすことに尽力し、書き出す時間の優先順位を下げてしまう
②手帳に書き出してみても見返さない
③ほかのタスクが現れるとそちらに集中してしまう
④字が汚くて萎える(大切なことなので2回でてきました)

という原因が挙げられます。

ではこれをひとつひとつツブしていこうじゃないか、と腕まくりします。


①以前、朝起きてコーヒーを飲んだりお灸をすえながら手帳の時間をとっていました。
これは目覚めたての元気な頭でポジティブに書き出すことができるのがメリット。
そこに次男がバッチリ起きてきたり少し寝坊すると、そのまま怒涛の朝タスクに流れ込んでしまいます。
書くどころじゃない、ということが続き諦めた経緯があります。


ならば、家事を全て終えこどもたちがフィニッシュした夜に、時間をとることにしました。
保育園のお帳面やこどもとの交換日記を書く流れなので、スムーズに習慣化することに成功。


②そもそも普段の生活で手帳を持ち歩く機会が少ないため、メモに書き出してポケットにつっこんでおくことにしました。

気合入れて丁寧に書きました



ポケットの中では当然くしゃくしゃになるし、その日限りのモノなので裏紙をメモ用紙にしています。
フセンを使うこともよく聞きますが、「フセンを取り出す→書く→めくる→貼る」がどうも手間に感じられるので、そのまま書くことにしました。


この流れでもうひとつ、デジタルでのタスク管理について。
スマホでの管理もラクな方法だと思いますが、通知に気づかなかったこともしばしばありました。
なので、出先で予定が入ったときはスマホに記入し、それをもとに手帳とファミリーカレンダーに記入、翌日のタスクはメモに書き出すという方法でやっています。


③これについては、やはり書き出すこと自体が助けになっているようです。
書いたタスクと目の前に現れたタスクの間で優先順位を考えることができるようになりました。
その結果、予定していたタスクを後回しにすることはもちろんありますが、流れ流れてどこどこ行くの~ということはなくなったのが収穫です。


④「カルテの字が読めない」と言われるほどの悪筆ですが、このメモを書くときくらいは心落ち着けて書きます。自分が読んで萎えないように。


見える化したら見えてきた



このようにタスクを書き出すことで、「忘れてたー--ッ!」ということはなくなりました。
そして効率よくこなせることも増え、少しずつ時間を捻出することも可能に。


さらに、自分が何にどうつまづくことが多いのかを見える化することにもつながり、どういった方法が得意なのか考えて対策をとるようになってきました。
これは時間をとって書き出すだけの価値があるなと感じます。


タスクの見える化とひとことで言っても、方法がひとつではありません。
片づけと一緒ですね。